【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
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ドイツという国の電車で驚いたのは改札がないということだった。
日本でも無人駅路線や長距離線などは改札を車掌がやることもあり、改札がその用を単なる区切りとしての機能しか持たない駅はある。また、プラットホームへの出入りが自由なのはロンドンの路線駅でも経験していたので、そういう文化もあるのだろう、と思っていたのだが、しかし地下鉄のような日常で多くの人々が使用する短距離移動の足としての、つまり切符を持っているかどうかのチェック機能が確実に行えない交通手段においても自由に乗り入れすることができるシステムというのには、かなりのカルチャーショックを受けた。だってその気になれば無賃でどこまでも行けてしまうではないか? ドイツという真面目な国ではそのくらいのモラルは守られて当然ということのなのだろうか。あるいはとんでもないハイテクなチェック機能が裏では行われているのかもしれないが、まあオレはそんな些細なチケット代でドイツの世界一科学力に挑戦するつもりはないので、普通にチケットを購入するのであった。実に生真面目な小市民的日本人なのである。 ![]() ![]() 理由は、勝手な思い込みなのかもしれないが、鉄道はチケットの購入から乗車までの手続きがけっこう複雑な気がしていたのだ。土地土地の鉄道に関する慣習的な基本的知識、つまり切符をどうやって買うのかからはじまり列車への乗りかた、降り方に至るまで現地の人間ならば普通に知っているべきことを知らないために、状況から知りえる少ない情報から判断していくことの困難さであろうし、間違いがあった際のリカバリーの難しさ(だって、移動距離が長すぎて歩こうにも歩けないでしょ?)もあろう。ともあれそんな思い込みのせいでこれまで尻込みしていたのであった。 で。 今回、ドイツの鉄道を利用してわかったことは、なんのことはない、実に簡単。あっけないくらいに楽チン。ということ。これはドイツだけなのかもしれないが、さすがは鉄道の国といわれるだけのことはあって、、案内所での購入にしろ、自動券売機のそれにしろ、どこからどこへ行きたいのか、それにはどういうダイヤで運行しているのか、などが、非常にわかりやすく情報として提供され、迷うことがほとんどない。さらにはそのような情報は端末からプリントアウトすることも可能で、プランが建てやすい。なおかつチケットの購入も楽に決済することができる。なるほど、これがドイツのDB。噂に違わぬのだなぁ、と感心してしまった。 いい気なもので日本を出るまではあーでもないこーでもない、と相当に悩みまくっていたのだが、一回経験するだけで慣れてしまったことをいいことに、今回の旅では鉄道での移動を積極的に行程に取り込むことになるのだが、それは数日後の話。とりあえず今は、フランクフルトからカッセルへ、ICE1時間半の旅なのであった。 #
by gdcl-nshb
| 2007-09-01 03:00
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そんなこんなでフランクフルト空港に到着し、改修中なのかなにか判らないが、やけにこじんまりした、しかも天井にケーブル類もむき出しの雑然とした入国審査口で質問攻め(というほど多くもないがこれまでの旅に比べると明らかに多かった)をやり過ごし、ようやく無事にドイツに入国すると、何はなくともすべきこと。まずは両替である。
その都度両替するのも面倒なので、ちょっと多めに両替してしまおうと申し込むと、しかし、係員のおっちゃんは、眉をひそめて「今はレートがよくないから抑え気味にしたほうがよい」とアドバイスをくれる。オレとしてはたぶん使いきるだろうなぁと思う額を想定して申し込んだつもりだったのだが、まあせっかくのアドバイスだし、ここは素直に言うことをきいておくかと、依頼額を下げることにした。 確かにそのときのユーロはかなり高く、いや、今(08年6月現在)もまだユーロ高は続いているのだが、そのときは瞬発的に特に高かったようで、確かに控えめの両替で正解だったと思う。 それにしても、金融市場でのレートは160~170円程度であっても、実感としては1ユーロ200円くらいの換算感覚だった気がする。しかもそんな両替感覚とは別に市場の物価については体感的には1ユーロは100円くらい。例えば日本で1000円で食べられるランチプレートがドイツでは10ユーロてな感じ。総じてヨーロッパは超物価高、日本のほうが圧倒的にお安い。というのが実感であった。 その結果、あまり無駄遣いも控えてしまい、カード決済も併用していたせいで、なんだかんだで両替現金も余ってしまったのであった。おっちゃんナイスアドバイス、であった。 #
by gdcl-nshb
| 2007-09-01 02:00
| ├ '07 カッセル編第1夜
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ヨーロッパは遠い。半日を機内で過ごすことになるわけだが、そうなると同乗者の一挙手一投足がいろいろと気になってくる。
今回の機内は、なぜかご高齢の皆さまが満載なのであった。別にそれだけならば、老いてますます盛んでよろしいことなのだが、しかし、オレの隣の席の2名については、単にお元気ですませられない状況になってしまっていた。 おしゃべりが五月蝿い。まあそれは別に憤るほどのことではない。だが、その内容があまりにもひどいのである。第二次大戦時の話からはじまり、ドイツのポーランド侵攻について大きな地図を広げてあーでもないこーでもないと議論しじはじめ、さらにはアウシュビッツがどうのこうのと、自説を展開するのである。それもかなり偏見が入り交じったものなのだ。 おそらく本人達も戦争経験者で当時なんらかの関係もあっての話なのだろう。しかし、あまりにも大声でしゃべりあっており、おそらくは機内まる聞こえ。話すな、というつもりはさすがにオレもない。ないのではあるが、さすがに「場所をわきまえろ!」と。機内という狭い空間だからだけではなく、ドイツ人も多く乗っている便であしざまにドイツを論じるのはどうなんだ、と。有り体に云えば「ジジイ、いい加減にしろ!」と。 よほど云いたかったが、結局小心者でしかないオレ。心の中で悶々とするだけで、なんの解決にもならぬままストレスばかりをため込む不甲斐ない状況なのであった。 さて気を取り直して機内のいつものお楽しみといえばこれ、機内食である。 ドイツの航空会社ならばということでひそかに期待していたのは、もちろんソーセージ。ドイツ、イコールソーセージというのも、まあ安直といえば安直なのだが、そこはやはり素直に所望したい。 で。 ![]() 惜しむらくはこれが着陸間近のランチとして出たことである。着陸後、さらに国内移動が控えており、あまりお気楽に酔っぱらってばかりもいられなかったため、泣く泣くウーロン茶で食したこと。せっかくならやはりソーセージにビールという王道でがっつりいきたかった。しかも結果的に今回の旅でソーセージを食べたのはおやつ代わりの1回だけで、だからwithビールので組み合わせはなかったのだった。まあそういうめぐり合せの旅なのだろう。 それにしてもソーセージとビール、ああ。 #
by gdcl-nshb
| 2007-09-01 01:00
| ├ '07 カッセル編第1夜
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ここ最近、乗る飛行機はほとんどがANA便であった。たまたま直行便がある地への旅だったせいだが、今回、ひさしぶりに別会社、ルフトハンザに乗ることになった。チケットの発券から機内設備まで微妙に勝手の違う便で、そりゃ何事も「はじめて」には、多少のバタつきは当然のお決まりである。悲観主義的、というか物事を悪いほうに考えがちなオレは、そういうとき「これはなにか悪い予兆なのではないか」と思ったりする。
もっともどんなに悩んでも行くときは無鉄砲に行ってしまうわけで、慎重なんだか大胆なんだか自分でもよく判らない。とりあえず、旅に出ることが好き。というよりも、行かずにはいられないスナフキン体質であることだけは確かで、だから、旅のはじまりでのプチトラブルは「旅慣れた気分で海外に行っちゃダメだよ」という戒めに違いない。羽目を外しすぎないよう自重しつつ旅を楽しむとしよう。 ![]() #
by gdcl-nshb
| 2007-09-01 00:00
| ├ '07 ドイツ旅前枠
![]() ![]() 帰りの便はなにかがあってか、プレミアムエコノミーシートに案内されて、いつもより広々とした快適な空の旅を満喫した。確かに普段のエコノミーに比べると快適なのだった。いいシートグレートならば、格段に違うに違いない。でもまあ、あえて自ら選ばぶようなリッチでもないのだけれど。 往路同様、ビールを飲んだり、カクテルを飲んだりしながら映画を楽しむ。機内を満喫であった。 成田着は15時。夕方には自宅に到着している。勢いまかせの旅、これにて完結。 #
by gdcl-nshb
| 2007-02-05 01:00
| └ タイ旅後枠
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