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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
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カテゴリ: ├ タイ旅第二夜( 16 )

午後はいよいよ寺院に密着取材
 いよいよ、本日のメインディッシュ。寺院と仏像めぐりである。まずは、いきなりのっけからメインイベント的な大寺院、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンに行く。アユタヤ観光の押さえどころであり訪れる者も多く、そのワクワクした空気が伝わってくるのか、ただでさえ密かに盛り上がっていたオレのテンションも急上昇。寺院の周囲は目線より高めの塀で囲まれており、中に入るまで様子が判らないというのがまた気分をあおるのであった。

d0081682_16113074.jpg 駐車場を抜け、門をくぐると、まずは修行僧たちの宿泊部屋が現れ、さらに壁に沿って進むと、右手に巨大な建造物が現れた。本塔の前には5メートル程(?)の仏が。オレの気持ちは一気に高揚する。うぉお! これだっ! やったね! そんな達成感である。これぞ、オレが観たかったタイの寺院だった。
d0081682_16115764.jpg 単純に巨大なモノに対する驚き畏敬の気持ち、そして仏に出会えた歓喜の気持ちに大満足なおであった。しかし、モノには順序というものがある。右手のご馳走をチラ観しつつその前に左手奥に進む。
 と、そこには、別のご馳走が。

d0081682_16131033.jpg 崩れかけたレンガ塀をまわりこむ。
 いました。そこに。彼が。仏陀が。全身真っ白の寝釈迦仏が待っていたのだった。10メートルくらいはあろうか。白い。そしてでかい。まとった黄色い衣が白い肌によく映える。寝釈迦、いいじゃん。素晴らしい。これまた気分はアゲアゲのテンションであった。
 勝手な想像込みでの話だが、ここタイでは、仏像は単なる遺跡ではなくしっかりとした信仰の対象である。だから観光気分で寺に訪れるのではなく、お祈りをしにくる。それは、日本人が寺に行ったときに手を合わせるような(あえてこういう表現をするが)カジュアルな信仰よりも、もう少し真摯であるように思う。

 そんなわけで、この寝釈迦像にも一心にお祈りをしている人がいるのも当然で、かつ自然なことであるように感じるのだった。逆に日本の寺で一心に祈っている人に合うと軽く引いてしまうというのも実感としてはあって、その差はなんだろうと思う。

d0081682_16124197.jpg 寝釈迦で面白いなぁと思ったのは、手の届く範囲、つまり右半身の右腕辺りが黄金色に変化しつつあること。つまりお祈りの一環として金箔を貼られていっているのだ。巨大な像で全身に行き渡っていないだけなのか、あるいは白さをキープしたい気持ちが働いて好き勝手に貼られていないのかは、わからないが、それもまたそういうものと思うだけであり、ともあれすごいなぁと感嘆する気持ちだけは確かな感想としてあった。

d0081682_1614256.jpg お堂に進む。荒々しい壁画に取り囲まれた堂の中には、高僧の蝋人形があったりする。蝋人形ならではのリアルさが不気味ではある。オレは仏像に興味があるが、僧像には興味が持てないという歪んだ愛情の持ち主なので、蝋人形を観ても、ふーん、という感じであまり心は惹かれない。

d0081682_16142476.jpg 堂内には取っ手のついた重石があって、これを持ち上げられるかどうかで吉凶を占うので有名なのだそうだ。女性は薬指で、男性は小指で持ち上げてみて、軽く持ち上がれば願いがかなうのだと云う。
 ガイド曰く「恋の占いなどで、みなさんやってますよ」とあおったせいか、女性陣は全員列に並んだ。オレは占いは嫌いでないが、並ぶほどでもないしひとりで並んでもバカみたいだし、それよりは仏だよな。と、さきに本堂に進むことにした。
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by gdcl-nshb | 2007-02-03 06:00 |  ├ タイ旅第二夜
アユタヤ昼食バイキング
d0081682_16112.jpg 早くも昼食の時間である。料理はアユタヤのホテルのタイ料理バイキング。アユタヤには団体旅行者を受け入れるほどの規模の店はそうないらしく、ゆえにホテルのレストランを使うことになるらしい。
 確かに朝のバイキングと違ってきちんと作られている料理の印象である。ただなんとなくなのだが、ホテル宿泊客といっしょくたなのでは? という感じがしないでもない。
 つまり結局のところ、アユタヤへのツアー客が皆、ここに集合しており、さらにホテル客もここに戻ってきて食べているため騒然とした店内となっているという状況なのだろう。というわけで、とにもかくにも店内は大賑わい。

d0081682_1612391.jpg と、朝に続いてまたもやバイキングであったことに対してとりあえずぼやいてみたが、ここの料理に関しては味は悪くはない。美味しかった。やや味が濃い目、油強め、というのがなんとなくアジアっぽい。そしてそんな味付けに合うのはビールであることは疑うべくもない。
 しかし、だ。同行のメンバーはまだまだお子様に毛の生えたような連中。ほとんど酒を飲まないらしく、注文したのはOL(?)2人組のみ。まわりがソフトドリンクを飲む中、ひとりでビールを注文するのは思いの外プレッシャーがかかるものだ。結果、一人だけ突出して飲むのもなんだかなぁというわけで、水にて食すこととなる。実になんとも勿体ない。ピリッと辛い炒め物なんか、たぶん、いや絶対ビールにあうと思うんだけどなぁ。

 ちょっとだけぼやき足しておくと、コーラと一緒に飯を食うのってどうなのよ? 確かにオレもたまにはそういうこともしないでもないけれど、この料理にそれはないと思うわけだ。まったく学生さんたちは子ども味覚。ま、いいんだけどね。
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by gdcl-nshb | 2007-02-03 05:00 |  ├ タイ旅第二夜
虎退治ならぬ蛇退治
d0081682_15563693.jpg 続いては、山田長政が築いた(らしい)日本人町(あるいは村)跡に行く。
「跡」なので町が残っているわけではない。いや正直云って何もない。お墓と小さな記念館だけである。川岸にあって、当然ながら対岸が見えるのだが、そちらには木造の普通の住居がちらほら並んでいる。おそらく当時はあのような家がこちら側にも並んでいたのだろう、あるいは一体全てがまさに町になっていたのだろうと推測するのみである。

d0081682_1557515.jpg ここは観光地としてはどうなのだろう。そりゃ日本人にとっては山田長政はヒーローの一人である。その彼の町となれば当然行きもするだろう。だが、世界基準からみればローカルもローカル、たいしたスポットじゃあない。ということはつまり、ここは日本人のための観光スポットということである。
 てなわけで、記念館といっても日本人観光客用であり、土産屋も日本人の財布の紐を緩めるため用であるというわけだ。

d0081682_15573589.jpg ま、そんなことを考えながら記念館を見物する。まず目につくのは長政の像と御朱印船の模型である。
d0081682_15575826.jpg 長政はオレのイメージとは違っていて、普通なオッサンな感じ。オレの中では、髪型は角刈り、ごつい武人というイメージだったのだが、それは、なんとなく勝手に想像したイメージなのだ。別に武人というわけではないし、そもそも実在なのかも怪しいらしいし。まあどうでもいいですが。そもそも人物モノの像にはあまり興味がない。

 それよりもオレが気になったのは、お供えされている、そしてあからさまに宣伝されているらしい、マンゴスチン焼酎であった。売ってたら買うな、と思ったのだが、売り切れていたのかなんなのか土産コーナーにはあいにく置かれておらず、買わずにすんだ。あるいは買いそびれた。これにはかなり後悔している。d0081682_15582148.jpg
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by gdcl-nshb | 2007-02-03 04:00 |  ├ タイ旅第二夜
別荘にオジャマ
d0081682_15472524.jpg アユタヤ観光、まずしょっぱなはバン・パイン宮殿である。タイの王様が夏に暮す離宮だそうで、日本で云えば葉山御用邸といったところだろうか。もっともサイズ的には大違いで、単純に別荘という程度のサイズではない。ひたすらに広大な敷地の中にいくつもの宮殿がある。そりゃ、ここが単なるリゾート屋敷ではなく、執務をとる機能も持っている場所でもあり広くなるのは当然だろう。全体を見てまわるのに1時間くらいは有にかかる。しかも実際には入れない館もあり、仮に本当に全部観ることができるのだとしたら、さらに時間はかかりますよ、と、それくらい広いのである。

d0081682_15481622.jpg けしてタイの建築様式によるだけではなく、むしろ全体的に西洋風の建物のつくりであるのが、面白い。例えば、池に浮かぶ四阿などはいかにもタイっぽいが、それを囲む橋などは見るからに西洋風で、欄干にはあからさまに(?)ギリシャ風の彫像が並んでいる。
d0081682_15485447.jpg 建物もコロニアル風(?)であったりして、おそらくはそのときどきの王様の趣味が現われているなぁ、と思うのであった。聞けば、バン・パインのほとんどのものはラマ5世によるものだそうで、つまりは、ようするに彼、なんだな。

d0081682_1549263.jpg タイ目線での異国風の建築は、西洋風だけにとどまらず、唐風の建物があったり、それこそもうどこのものとはいえない異国の展望塔など、本当にいろいろごった煮状態であった。そんなチャンプルー文化は別にこの国に限ったことではなく、日本にもいえることで、その点において逆に非常に親近感もあったりする。d0081682_1550694.jpg

d0081682_15503833.jpg 象の姿に刈り整えられた植木群があった。おそらく実物大である。大象小象入り乱れ、植木といえども圧倒される感じをうける。植木細工は象だけではなく、鹿や鳥、ウサギや人間(?)などの様々な動物があったのだが、やはり大きさの点でも国が国だけにという点でも象が圧巻であった。
 芝生の中に入ってもいいよと云われ、一行は記念写真を撮りに駆けまわったのであった。オレ自身は、まあオトナなのでそこまではしゃぐつもりはなく、ひっそりと証拠写真を撮る程度。もっとも内心ではかなり盛り上がっていたのはいうまでもない。

d0081682_15511456.jpg 宮殿を出てバスの待ち合わせの場所に戻る段になって、ちょっとだけ早めに戻ったので少しだけ寄り道してみた。宮殿と川を挟んで隣にある寺院があるのだが、そことここと繋ぐのは川の渡し、ロープウェイであった。いやしかし、鉄骨造りとはいえ、これはどうみても渡し籠といったほうがいいのではないかという程のプリミティブさ。うーん、かなり魅力。あとでガイドさんに聞いたのだが、寺院自体も最近できた(といっても100年前!)もので西洋好きなお方が造ったため、西洋風なつくりなのだそうだ。これまたかなり魅力。
 今度来たときにはぜひとも渡しに乗って寺院に行ってみたいと思うのであった。
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by gdcl-nshb | 2007-02-03 03:00 |  ├ タイ旅第二夜
タイの車窓から
d0081682_1537596.jpg バンコク旅行2日目はアユタヤ周遊である。バンコクからアユタヤまでは、バスで高速をかっ飛ばし1時間。高速から見える景色は、ビルの乱立する都心の眺めから田舎の農村的なそれに変わっていく。そんな変化をぼーっと見ているオレである。

d0081682_15372360.jpg 風景自体は異国であっても持っているムードは変わらない。それは多分、人が暮らしている生活の場が持つ何かが同じものを感じさせるのだろう。と、知ったような口を叩いてみるが、実のところなにも考えちゃいない。
 時折、目の端を横切る面白い風景に「なるほどー」と感心するくらいである。あまり異国の風景と云う気がしないのは、あるいはオレもまたアジアの民だからだろうか。

d0081682_1537378.jpg ここはやっぱり異国なのだな、と実感するときは実は動物である。例えば、放し飼い(?)されている牛であったり、水辺に勝手に飛来している白い鳥であったする。広い野原の風景、水辺の風景、自然に関していえば、場所が変われば植層も変わる。明らかに変化がある。これはつまりあれか、一見違うように見える都市は実は近しい部分を無意識に探し、逆に一見同じように見える自然はそこに差異を無意識に探してしまうと、そういうことなのかもしれない。

 こりゃ面白いと思ったものもある。まだ都心部近くでのことだが、建築中の寺院があった。ビルの上に作っているのだが、まだ枠組ができたあたり。しかし中に入るべき大仏だけはすでに完成していた。つまりビルの上に金ピカの大仏が座っていて、そのまわりにフレームが組まれている。と、そういう状態であった。奈良の大仏も同じつくり方をしたという知識はあっても実感はなく、なんとなく仏っさんは全てができてから中に入れるのでは、という感覚があって、先に仏ありきというのは理屈上はそれが一番合理的なのは判るが、なんかおかしかったのであった。

 もう少し進んだところで、アパートが見えたのだが、バスローブ一枚の女性がベランダに出ていた。いったい何をしたかったのか、何をしているのか、恥じらいはないのか、などなど疑念は頭をよぎるがちょっとラッキーみたいな気分ではあった。

d0081682_15375213.jpg 風景だけではなく道路上にも面白いものはある。バスのペイントである。アジア特有の極彩色的派手さで描かれているのだけれど、けっこうなバスがアキバ系のイラストで日本から産まれた新しい文化はいまやアジアのスタンダードになっているのかもなぁ、と思うのであった。
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by gdcl-nshb | 2007-02-03 02:00 |  ├ タイ旅第二夜
バンコク早朝バイキング
 6時起床。睡眠時間は短かったにもかかわらず、目覚ましがなる10分前に起きる。まったくもって遠足の日のお子様である。

 本日の集合時間は8時。出発まで余裕を持って準備ができる時間があるので、シャワーを浴びては横になり、トイレにいっては横になりと、実に自堕落な朝を過ごす。とりあえず二度寝だけは危険なので避けつつも、あとは本当にダラダラとしてしまった。

 朝食はホテルのバイキングである。国内外問わずバイキング形式のホテルの朝食はそれなりに数を重ねてきたところだが、なぜか正直満足経験はほとんどない。そんな経験則から、今日の朝食もあまり期待はしておらず、実際に期待どおり(?)の結果だった。まあ期待してない分、とりあえずこんなもんだろ的な気持ちで普通に食べることができるというもの。というのはちょっとけなしすぎか? いや別に不味いとはいってはいない。ただちょっと油っぽすぎるかなぁとか、そんな程度。でも料理ってそんな些細な違いが大きく作用するものでもある。

 料理としての出来不出来についてはまあ問うまい。旅先バイキングの楽しみは縦軸の差だけではなく、横軸の違いというものがある。つまり現地ならではのご当地メニューというやつだ。
 今回面白いなと思ったのは、野菜のテンプラ。正直、このホテルの料理の中では一番美味しかったかもしれない。野菜といってもかき揚げなどではなく、人参やアスパラなどをスティック上に整え、それをテンプラにしている。衣は日本風、でも中味はどこ風? みたいな似ているようで違っているそんな感覚が面白かった。これが、調理法が同じだけの異国の料理なのか、日本から輸出されたテンプラなのかは判らないが、とりあえずベビーコーンのそれはかなり気に入った。

 その他、炒麺とベーコンを中心に食べる。多少の脳内ぼやきを入れつつそれなりに食べているのだからオレも現金なものである。

 ただひとつだけ、明らかにこれはヒドイと思ったのはオレンジジュース。気の抜けたファンタの味、果汁じゃないのだ。せっかく南国に来ているのにフルーツくらいは楽しみたかったのに、これはがっかりだった。
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by gdcl-nshb | 2007-02-03 01:00 |  ├ タイ旅第二夜