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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
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カテゴリ: ├ ロンドン第七夜( 5 )

ヒースロー空港買い物紀行
 地下鉄に揺られてヒースロー空港に到着。せっかくスマートEで購入しているのに、ヒースローは自動発券に対応していないとか、出国時のカバンのチェックが猛烈に厳しくて全開にされてひとつひとつチェックを受け、別に違法なものは何もないのだが少々不安になるとか、そんなに厳しいくせに出国審査はあっさりとしていてスタンプも押してくれなかったとか、いろいろありながら、ウェイティングエリアまでたどりつく。
 搭乗時刻までの1時間は土産の最後の調達とビールだ。
 土産としては、とりあえずどうにでも使えるチョコをバーゲン料金で買い叩き、自分用にスコッチを2本購入する。物色中、アルコールを販売しているコーナーでカクテルの試飲を行なっており、つい3種類ほどいただく。美味い。土産の後はもちろん空港内のパブでラストの1パイント。ただ、最後の一杯はエールではなくラガーにしてしまった。なんとなくキンと冷えたビールが恋しかったのかもしれない。
 ほどよい心地になったあたりで搭乗時間となった。長かったような短かったようなロンドンもこれでひとまずお別れだ。
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by gdcl-nshb | 2006-07-17 05:00 |  ├ ロンドン第七夜
大英博物館ラストスパート
d0081682_934326.jpg 大英博物館、最後に残すはエジプトのミイラ区画である。それはもうなんでこんなにあるのかというぐらいの棺、そしてミイラ。これ、死体ですよね? ここにあるのみんな死体なんですよね? レプリカ。じゃないですよね? イギリス人はそれほどまでにミイラが好きなのだな。なにかしらのロマンを感じているのだろうか。事実も根拠もない勝手な思いつきだが、死体イコール腐敗を意味する国にとっては、長い時を経てなお姿を保つ死体に対する興味や畏怖や憧れなどがあるのかもしれない。かたや日本では別の技術技法ではあるが木乃伊がある国であり、また近年では死体イコール灰の国なので、死と腐敗が直結していない。死体自体が残らないから自己の認識領域の範疇からは隔絶した存在となってしまっている。故に死体に対する感覚はやはりイギリスのそれとは違うのではないかなぁ、と思う。
 もっとも少なくともオレのミイラに対する興味に関してはイギリスのそれ同じ。もう端から端までガン観である。面白いというのはある種不謹慎なのかもしれないが、身体を保存することにここまで執着するありように対して非常に心を動かされた。そして脳も心臓もかきだしてしまうという当時の心の場所に対する認識についても興味深いものがあった。
d0081682_93418100.jpg ひとつ勉強になったのは、ミイラが4重包装だったこと。それを説明するためにわざわざ4体のミイラを段階別に剥いて展示してあるのだ。すごく即物的な展示で、敬意もなにもあったもんじゃない。多分、展示されたモノは物であって者ではないのだろう。
 というわけで、とりあえず足かけ二日の大英博物館見物は完了。時間が1時間くらい余ったので、もう一度仏像区画を一回りして、博物館を後にした。
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by gdcl-nshb | 2006-07-17 04:00 |  ├ ロンドン第七夜
ヲタクは万国共通の合言葉
d0081682_9305045.jpg 食後、すぐに博物館に復帰せず、腹ごなしがてらに近所を散歩していると、コミックブックショップを発見した。入ってみるともう床から天井までコミックがびっしりと並んでいる。基本的にはアメコミ系で、ヨーロッパのものは少ないようだ。ふむふむと見ながら奥に進むと「地下にももっとあります」の張り紙がある。そういわれればもちろん行くべきでしょう、と急な階段を下りていくと、なるほどここにあったのか。というくらいのジャパンコミックスが一面に並んでいるのであった。一番目立つところにあったのは「のだめ」「ヒカルの碁」だったが、そんないかにもな代表的な作品ばかりではなく相当な種類が並んでいる。つまりここは「濃い店」なのだな、とはっきりと認識し、さらに物色を続ける。英訳日本マンガを買ってもよかったのだが、1冊7ポンド程という値段が値段はさすがにシャレで買うには高すぎるので、アメリカの艶笑系ヒトコママンガを買った。
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by gdcl-nshb | 2006-07-17 03:00 |  ├ ロンドン第七夜
ベジタぶりたい気持ちだったの
 大英博物館の向かいには、ちょっとよさげなパブがあった。昨日、博物館に来たときに見つけて、よし昼飯はここでだな。と計画していたのだが、いざ、昼食を食べる段になって、なんとなくパブに入る気が失せていたことに気づいた。値段がなんか他の店よりも1割ほど高かったせいもあるだろうし、店内に人がいなかったせいもあるだろう。しかしこれらは多分本当の理由ではないのだろう。おそらく無意識のうちに「もうパブ飯には厭きたよ」という心の叫びを発していたのだと思う。確かに本当に毎日パブ飯だったからね。さすがにもういいだろう。結局、ちょっと近所をうろつきまわり、オフィスワーカー向けのテイクアウトのサンドイッチショップに入り、サーモンのサラダと、小エビのサンドイッチ、ジンジャービールを購入する。店内でもイートイン可能なちょっとしたスペースがあり、そこで食べることにした。
 昨日も思ったのだが、サラダが美味い。この店がそんなに良質の野菜を使っているとも思えない。オレの身体は本当に野菜が欲しかったのだなぁ。ちなみにジンジャービールとは、要するにジンジャーエールなのだが、こちらのそれは日本のものとは違い、本当に生姜の味が濃い。そして甘い。炭酸が入った冷やしあめのようである。美味い。
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by gdcl-nshb | 2006-07-17 02:00 |  ├ ロンドン第七夜
ひたすらに博物館の中
 起きてみれば天候は曇天。時折、小雨。まあ最終日くらいは湿ってくれていい。というよりも、今まで晴れすぎだったのだよ、ロンドンは。
 ホテルをチェックアウトし、大英博物館に向かう。正面から入ろうとすると「大荷物の人は裏からまわって荷物を預けてほしい」といわれたが、一発でたどりつけず、いったん正面に戻って警備員に筆記してもらう。全然話せないのに、今まで筆談を度もしてなかったのもすごいな、とちょっとだけ思った。とにかく大英博物館第二戦。裏口から入るとちょうど昨日中断した特別展の区画であった。実に予定調和的だ。
d0081682_926319.jpg 今日は第二階層からスタート。インドのヒンドゥの仏像(というのもちょっとヘンだが)を皮切りに、東南アジア各国、中国へと続く仏像の伝播を一気に俯瞰する。インドの歓喜天、男女仲むつまじい(?)像といった定番的な像からアルカイックスマイルをこれでもかとアピールする仏陀、東南アジアに広がる小乗的なストイックな仏像、中国のふくよかな弥勒仏。オレはもういきなりのご馳走に戸惑いつつ歓喜しつつためつすがめつ眺めまわす。d0081682_9264770.jpg
 次の区画は再度ヨーロッパものに戻り、壷などのギリシアものや様々なものがびっしりと並ぶ。ただ、正直仏像で燃え尽きたところがあって若干テンションは下がり目。なんとなく駆け足で先に進む。残るは再度エジプト区画、今度は小さめの品を集めた部屋である。時刻は正午少し前。ここで一休みで昼食を取ることにした。
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by gdcl-nshb | 2006-07-17 01:00 |  ├ ロンドン第七夜