【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
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ちょっとのんびり過ぎたかもしれない。2時過ぎに行動を再開する。本日の後半戦は、カッセル一番の名所でもあるヴェルヘルムスヘーエ公園の中に建てられたヴェルヘルムスヘーエ城に向かう。ここは場内が美術館になっており、普段はゆかりの古典絵画を展示しているが、この時期は当然のことながらドクメンタの第2会場にもなっているのである。
![]() さて、そんなトラムの道だが、そこにたどり着くまでの行程もまたよい。はじめは街並みを進むトラムは高度を上げていくとともに緑が増え、やがて線路は林の中に入っていく。その木々のたたずまいが気のせいかもしれないがヨーロッパの森な感じで、惹かれるのだった。 ![]() ![]() ![]() と、思ってそんなにじっくりと公園を観るのはあえて控えめにしてはいてもやはりそのすごい光景は眼に残ってしまうものである。そしてもっと驚いたことに、城の中に展示されている作品の中に1700年頃のカスガーデンの風景画があって、これが今さっき見た公園のまま。噴水や清流が美しい水の公園として描かれていた。昔から変わらずにあり続ける公園。これは確かに観光の中心になるわ、と思わざるを得なかった。 ![]() 中に展示されている作品群も、中世のドイツの作家の作品でいかにも重厚にしてクラシカル。それはそれでよい。妖精や女神などの宗教をモチーフとした、いかにもヨーロッパな絵画群が並んでいる。裸婦マニアのオレとしてはかなりうれしい。古典絵画の女性はみな肉感的でオレ的にはまさにストライクである。 ドクメンタ会場の機能としては、古典的な絵画と現代アートを切り離して展示するのではなく、本当に同列に展示している。いや意図的に混雑させることでその差異自体をひとつのインスタレーションとしているように感じされた。古典的な作品の間に現代アートがあるというのが対比として純粋に面白いのだ。 そんな中、MARTHA ROSLERの女性のヌード写真の大きなコラージュ作品は特に裸婦(そしてそこにあるエロティックな要素の変遷)が明確に浮き彫りにされていてよかった。しかしもっとも作品自体はまんまみうらじゅんのエロコラージュでおいおいと思ったりもしたのだが。
by gdcl-nshb
| 2007-09-02 08:00
| ├ '07 カッセル編第2夜
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