【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb 以前の記事
カテゴリ
■■■ 下段が新作 ■■■ '06 ロンドン一人旅 ├ ロンドン前説 ├ ロンドン第一夜 ├ ロンドン第二夜 ├ ロンドン第三夜 ├ ロンドン第四夜 ├ ロンドン第五夜 ├ ロンドン第六夜 ├ ロンドン第七夜 └ ロンドン後説 '06 中央アルプス軟弱山行 ├ 中央アルプス前説 ├ 神が創りしモノ ├ 人が造りしモノ └ 中央アルプス後説 '06 弘前・青森一人旅 ├ 弘前・青森前枠 ├ 弘前編 ├ 青森編 └ 弘前・青森後説 '07 泰国ブツ欲煩悩旅 ├ タイ旅前枠 ├ タイ旅第一夜 ├ タイ旅第二夜 ├ タイ旅第三夜 └ タイ旅後枠 '07 ドイツのアート探訪一人旅 ├ '07 ドイツ旅前枠 ├ '07 カッセル編第1夜 ├ '07 カッセル編第2夜 ├ '07 カッセル編第3夜 検索
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() 当然、反動で朝も早起きになってしまう。目が覚めると、早朝も早朝、まだ陽も登ってもいない。街の輪郭が判るかなぁ、うっすらと明るくなってきているかなぁ、という段階である。正直早すぎる。こういうときはしっかり二度寝すべきなのだけれど、目がさえてしまって寝る気分にもならない。 しかたがない。まだ夜といっても文句の出ないような時間に、まんじりともせず、持ち込んだ本を読むしかないのであった。 今回、文庫を6冊ほど持って来ている。しかし毎日このような早起きが続くと、旅の途中で読みきってしまうのは必至だが、そのために読書をセーブするというのも本末転倒。読みたいときには読むのだ。読みきって悶々としたとしてもそれはそれなのである。そして少なくとも昨年のロンドンのように、観光時間を読書で食ってしまうことだけは避けようと思うのであった。 1時間もすると、ようやく東の空が白み始めていた。薄紫に紅がさす。朝食が取れる時間になったので、いそいそとレストランに向かう。外の様子はまだ夜と朝の間。そんな時間に客はいないだろうと思っていたのだが、驚いたことに数名すでに朝食に入っていた。ビジネスマンらしいが、あるいはオレと同じように時間をもてあましているツーリストなのかもしれない。 まあしかし、とりあえずは朝食である。あいも変わらず、朝食はソーセージやベーコン、オムレツ、チーズといったヨーロッパのホテルの基本的なもの。ソーセージがドイツらしいといえばドイツらしい。ともあれ基本的に肉にくしい朝食ではある。とはいうものの朝食としては正統的にきちんと食べることのできる内容であった。 びっくりしたのはコーヒー。コーヒーがものすごく美味いのだった。もっと具体的にいえば、朝なのでオーレかなと思って投入したミルクが美味しかった。ミルクが濃厚なのだ。もしかしたら普通の牛乳ではなくクリームなのかもしれない。 ![]() そんなこんなで朝食をとっていると、やがて太陽が空に昇ってくる。レストランは東に向かって開放的に総ガラス張りとなっているため、陽光がビシッと入ってくる。朝が来たのだ。これはけっこう清清しくて気持ちいいものだなぁ、早起きもいいもんだなぁ、と思うのであった。 もっとも旅の終わりまで早起きと早寝の連鎖で、毎日が超早朝起床のまま旅が進んだというのは、健康的ではあるが、しかしオレ的には計算外だったといえるかもしれない。
by gdcl-nshb
| 2007-09-02 01:00
| ├ '07 カッセル編第2夜
![]()
|
ファン申請 |
||