【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
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軽く眠っているうちにバスは一路、バンコクへ連れ戻してくれる。到着時間は8時、まだまだ宵の口。夜はまだまだこれからである。というわけで、ナイトバザールに繰り出すことにした。ホテルから地下鉄に揺られ数十分。8時半には到着する。
地上に出てみれば、そこ待っていたのは、思ったよりもすっきりとした、かつ猥雑な空気は十分に持っている市場であった。露天市場ではなく、まさに市場。広いエリアに一坪程度(もっとあるか?)の商店がびっしりと詰まっていて、土産物から衣料品、怪しげなグッズまで幅広く取り揃えている。 もちろんレストランなどもあり、これがオープンテラスだったりして意外とオシャレ。ムードをある程度必要とする場面では大活躍すること請け合いだ。一人で入る気にはならないけれど。 ビックリしたのは観覧車や射的などの遊園地遊具があったこと。感覚としてはみなとみらいのコスモワールドを小さくしたような感じだろか。そんな非日常的アイテムがお祭り気分を盛り上げている。 すぐ近くにはムエタイのスタジアムがある。到着した時間が時間だったので観戦はパスしたのだが、後で調べたら、その日はぎりぎり夜の試合開始に間に合っていたのだった。こんなことなら、ダメ元でも行っておけばよかったと思うものの後の祭りである。しかたがない。 その替わりに行こうとしていた人形劇シアターは、ガイドブックによると21時からの回があるということで期待して行ってみたのだが、こちらは逆に19時30分からの回しかないということが判明。結局、こちらも今日は観れずじまい。なんと間が悪いことであろうか。 つまりは今晩は土産の物色と夜の街の探索に徹しなさいというのが今日の神様の指示であるのだな。ということで、市場を徘徊することにした。足ツボマッサージの店も何軒か点在していて、けっこう心が惹かれたのだが、とりあえず物欲を満たすべし。とはいうものの、今回の旅は単独特急旅行でもあり自分への土産だけにしておこうと決めていたので、あまり土産っぽいものを買う必要がない。とりあえず仏グッズは買おうと思っていたので、そこらへんを中心に観てまわることにする。そう、このバザールは仏土産も多く取り扱っているのであった。 アユタヤ遺跡の土産物屋でも売っていたのだが、木の板に書かれた釈迦図や真鍮の神仏像などは、かなり心惹かれるが、しかしこれは買わずばなるまい! とオレの財布の紐を緩めるだけの決め手に欠ける。飛天グッズがあれば買うぞとは決めていたのだが、タイの仏シーンには飛天はマイナージャンルであるらしい。図モノも像モノもなく、唯一見つけたのはオシャレに加工されたパネルボード。しかし図柄がいまひとつで、結局値段を聞くだけに終わってしまった。 仏顔絵のランプシェードもけっこうよいかなとは思ったのだが、なんとなくかさばりそうな気がして購入欲が萎えてしまい、買わずじまい。今、考えるとやっぱり買っておけばよかったかなぁとちょっと後悔している。多分、一日の疲れが判断を誤らせていたに違いない。 結局、購入したのは、歓喜天像と、友人知人用のミニミニ歓喜天像。そして仏手像。この仏手。デキがよくて買って正解ではあったのだが、左手右手で揃えようと、いろいろと組み合わせてじっくり選んで購入したつもりだったのだが、家に帰って開包してみればあら不思議。なんとなく感じていた嫌な予感のとおり両方とも左手だった。己のドジっぷりにがっくりきたが、しかし本当のところ大後悔という程でもないのだ。まあ、それはそれでいいかぁ。という気持ちなのだ。それは、タイに関しては必ず再訪するだろうという予感があり、そのときに今度は右手を手に入れればいい。そういう気持ちだった。第一、価格も清水の舞台から飛び降りなければならない程ではなく、映画1本分程度のリーズナブルなお値段だし。逆にこれをモティベーションにして再訪する気持ちが高くなってよかったという気分でもある。 バザールでは値切ること。これが世界標準であるとオレは思っている。というわけで、仏グッズ購入に際しても、とりあえず値切ってはみたものの、本当に心ばかりのサービス程度で、あまり安くはならなかった。もともとそんなに高いふっかけ値段でもないし、まあいっか、と購入したわけだが、そのときに店のおばちゃんは「仏さまの品はあまり出るものでもないし、だから値段も儲けを見込んで設定してはいないのだ」と云うのだった。 翌日、ガイドさんにそんなことがあったんですよねという話をしたら、やはりそのとおりで「仏関係のものは地元でも値切るようなものというものではないんですよ」ということだった。それにナイトバザール自体、どの店もそんなに高い価格設定をしていないらしい。だから観光客だけではなく現地の人も行くようになっているのだそうだ。市場全体になんとなく活気があり、胡散臭さもあるが一般的な夜の市場と比較し、健全な市場だなぁ、という印象があったのだが、あながちその感覚は間違いではなかったということだ。
by gdcl-nshb
| 2007-02-03 14:00
| ├ タイ旅第二夜
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