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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
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午後はいよいよ寺院に密着取材
 いよいよ、本日のメインディッシュ。寺院と仏像めぐりである。まずは、いきなりのっけからメインイベント的な大寺院、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンに行く。アユタヤ観光の押さえどころであり訪れる者も多く、そのワクワクした空気が伝わってくるのか、ただでさえ密かに盛り上がっていたオレのテンションも急上昇。寺院の周囲は目線より高めの塀で囲まれており、中に入るまで様子が判らないというのがまた気分をあおるのであった。

午後はいよいよ寺院に密着取材_d0081682_16113074.jpg 駐車場を抜け、門をくぐると、まずは修行僧たちの宿泊部屋が現れ、さらに壁に沿って進むと、右手に巨大な建造物が現れた。本塔の前には5メートル程(?)の仏が。オレの気持ちは一気に高揚する。うぉお! これだっ! やったね! そんな達成感である。これぞ、オレが観たかったタイの寺院だった。
午後はいよいよ寺院に密着取材_d0081682_16115764.jpg 単純に巨大なモノに対する驚き畏敬の気持ち、そして仏に出会えた歓喜の気持ちに大満足なおであった。しかし、モノには順序というものがある。右手のご馳走をチラ観しつつその前に左手奥に進む。
 と、そこには、別のご馳走が。

午後はいよいよ寺院に密着取材_d0081682_16131033.jpg 崩れかけたレンガ塀をまわりこむ。
 いました。そこに。彼が。仏陀が。全身真っ白の寝釈迦仏が待っていたのだった。10メートルくらいはあろうか。白い。そしてでかい。まとった黄色い衣が白い肌によく映える。寝釈迦、いいじゃん。素晴らしい。これまた気分はアゲアゲのテンションであった。
 勝手な想像込みでの話だが、ここタイでは、仏像は単なる遺跡ではなくしっかりとした信仰の対象である。だから観光気分で寺に訪れるのではなく、お祈りをしにくる。それは、日本人が寺に行ったときに手を合わせるような(あえてこういう表現をするが)カジュアルな信仰よりも、もう少し真摯であるように思う。

 そんなわけで、この寝釈迦像にも一心にお祈りをしている人がいるのも当然で、かつ自然なことであるように感じるのだった。逆に日本の寺で一心に祈っている人に合うと軽く引いてしまうというのも実感としてはあって、その差はなんだろうと思う。

午後はいよいよ寺院に密着取材_d0081682_16124197.jpg 寝釈迦で面白いなぁと思ったのは、手の届く範囲、つまり右半身の右腕辺りが黄金色に変化しつつあること。つまりお祈りの一環として金箔を貼られていっているのだ。巨大な像で全身に行き渡っていないだけなのか、あるいは白さをキープしたい気持ちが働いて好き勝手に貼られていないのかは、わからないが、それもまたそういうものと思うだけであり、ともあれすごいなぁと感嘆する気持ちだけは確かな感想としてあった。

午後はいよいよ寺院に密着取材_d0081682_1614256.jpg お堂に進む。荒々しい壁画に取り囲まれた堂の中には、高僧の蝋人形があったりする。蝋人形ならではのリアルさが不気味ではある。オレは仏像に興味があるが、僧像には興味が持てないという歪んだ愛情の持ち主なので、蝋人形を観ても、ふーん、という感じであまり心は惹かれない。

午後はいよいよ寺院に密着取材_d0081682_16142476.jpg 堂内には取っ手のついた重石があって、これを持ち上げられるかどうかで吉凶を占うので有名なのだそうだ。女性は薬指で、男性は小指で持ち上げてみて、軽く持ち上がれば願いがかなうのだと云う。
 ガイド曰く「恋の占いなどで、みなさんやってますよ」とあおったせいか、女性陣は全員列に並んだ。オレは占いは嫌いでないが、並ぶほどでもないしひとりで並んでもバカみたいだし、それよりは仏だよな。と、さきに本堂に進むことにした。

by gdcl-nshb | 2007-02-03 06:00 |  ├ タイ旅第二夜
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