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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
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小腹が空いたらおやつの時間
 第2昼食である。昼に蕎麦一枚という小食ですませたのは実はおやつにもう一回蕎麦をたぐってやろうという目論見があったからである。昨晩、現地で手に入れたガイドパンフレットに掲載されていた、なんかピンとくる蕎麦屋がマルスウィスキー工場の近くにありそこにいってみようということなのであった。
 しかし結果は挫折。苔清庵というその店は門構えも質素な中に美味そうな蕎麦を出す雰囲気を持っていた。場所的にちょっと観光客ルートから外れているので大丈夫なんじゃないかなぁ、と思っていたのだけれど、嫌な予感のほうが当たってしまい、蕎麦売り切れにつき本日閉店だったのだ。
 がっかり。オレのさかりのついた小腹はすでに収まりがつかなくなっている。で、中央アルプスバス停そばの蕎麦屋に行ってみたがここも品切れ閉店だった。まあこの店に入るつもりはなかったのだが、やはり中央アルプスはピークをむかえているということなのか、訪れる客の絶対数が違うということのなのだろうか。

 そんなときに思い出したのが光善寺から少し離れたところにあった蕎麦屋の看板であった。道路の片隅に立てられたいかにもちんまりとした看板で、実に目立たない。しかしなんか知らないが、なんとなくオレの気を引くよさそうな感じが漂っていて昨日から気になっていたのだ。そうだそうだ、そこに行ってみるか。入口をみてダメなら今日は諦めればいいさ。と、いうわけで、車を走らせる。
 とりあえず開店中。第一関門突破である。店の様子は、蕎麦屋というよりも喫茶店っぽいか。まあそれなりに悪くはない。第2関門突破である。というわけで、店内に入ってみる。山のロッジ風の店内は小ぎれいで気持ちがいい。これはアタリかもしれない。客がひとりもいないのが気になるが、時間がずれていたし、観光客ルートからも遠いのでフラッと訪れにくいので、それもしかたあるまい。不安というよりは居たたまれなさがこそばゆい。
小腹が空いたらおやつの時間_d0081682_1717211.jpg メニューをみる。蕎麦の産地別に打ちかたを変えて提供している。地の蕎麦にこだわりが感じられる。これは期待大かも。本気の昼食ならば全種類(といっても2種類だが)いってしまうところだが、今はあくまでも小腹を抑えるおやつの時間。というわけで、これまた地モノの辛み大根を使ったおろし蕎麦を注文する。つけ蕎麦ではなくぶっかけ蕎麦だった。蕎麦の上に鰹節がかけられていて、個人的にはこれは不要かなと思ったが、蕎麦全体としては美味い。本当に美味い。この店に来て大正解だった。
 夜には蕎麦づくしのコースもやっているそうだ。ちょっと気になる。しかしどうやって夜にここまで来ればいいのだろうか。

 今回の旅のしめくくりは温泉である。昨日とは違う湯につかって、のんびりと旅を振り返る。天気にも恵まれ、それなりのハプニングにも見舞われ、いろいろあったが、いい旅だったなぁ。露天風呂からみえる中央アルプスは美しくそこにあった。

 そうしているうちに4時半、夕方が近くなってきていた。帰るとしよう。帰り際、高速道路のSAで、思い出したようにロー麺を食べた。これは小腹が云々というよりもクリア魂のせいで、これでソースカツ丼、蕎麦、ロー麺という伊那の3大名物料理は全部食べきったというわけだ。

by gdcl-nshb | 2006-08-12 09:00 |  ├ 人が造りしモノ
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