【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb 以前の記事
カテゴリ
■■■ 下段が新作 ■■■ '06 ロンドン一人旅 ├ ロンドン前説 ├ ロンドン第一夜 ├ ロンドン第二夜 ├ ロンドン第三夜 ├ ロンドン第四夜 ├ ロンドン第五夜 ├ ロンドン第六夜 ├ ロンドン第七夜 └ ロンドン後説 '06 中央アルプス軟弱山行 ├ 中央アルプス前説 ├ 神が創りしモノ ├ 人が造りしモノ └ 中央アルプス後説 '06 弘前・青森一人旅 ├ 弘前・青森前枠 ├ 弘前編 ├ 青森編 └ 弘前・青森後説 '07 泰国ブツ欲煩悩旅 ├ タイ旅前枠 ├ タイ旅第一夜 ├ タイ旅第二夜 ├ タイ旅第三夜 └ タイ旅後枠 '07 ドイツのアート探訪一人旅 ├ '07 ドイツ旅前枠 ├ '07 カッセル編第1夜 ├ '07 カッセル編第2夜 ├ '07 カッセル編第3夜 検索
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() 実は工場は、まさに訪れたその日からお盆休みに入ってしまっていた。とりあえず見学受入れだけは行なわれており無駄足を踏む事はなかったのだが、少々ガッカリしたのだが、ともあれ、見学開始である。 まずは、養命酒のアレコレに関する解説映画を観る。この手の企業紹介映画は、観終わってがっかりすることが往々にしてあるものだが、意外にもかなり面白かったのであった。面白い、というよりも、興味深いという言葉のほうが正確なのだろうが、養命酒についてあまりにも知らないことが多く、そんな無知の脳みそ内にどんどんと無駄な知識が蓄積されていく。そんな快感があった。 オレが特に驚いたのは、次の3つで、ひとつめは「養命酒は江戸時代より前からあった」こと。なんとなくうさん臭い伝承ではあるが、そういう伝承的な由来があること自体が面白いではないか。 ふたつめは「養命酒がスピリッツではなく醸造酒で造られている」こと。オレは今までフレーバーウォッカのように蒸留酒に生薬を漬けこんで造るとばかり思っていたのだが、そりゃ江戸より昔なら醸造酒であろう。そして日本の醸造酒が日本酒だけじゃないのだなぁということに感慨を覚えるのだった。 最後は、「この工場だけで全世界の養命酒をまかなっている」ということ。養命酒が世界中で飲まれているのはいいとして、それがすべてこの駒ヶ根から発信されているのだ。オンリーワンであるのだ。これにはかなりビックリした。日本の底力は町工場だけではなく、ここ駒ヶ根にも存在したのだ。大袈裟かな。 さて、映画の後は、工場を見学である。もちろん生産ラインはお休み中でガランとした工場内を上部の通路から覗き込む。わずかに数名の作業員(?)が機器のチェックのようなことをしているのみで、あとはひたすら静かな場内である。もっともオレ的にはそれでも十分堪能することができた。むしろライン稼動中よりも面白かったかもしれない。けして負け惜しみではなくそう思った。まあ、一番面白かったのは場内のそこここにおいてあるゴキブリホイホイで、なるほどそういう努力が必要な工場なのだよなぁと共感を憶えたりするオレのツボがちょっとずれているのかもしれない。 ![]() 残念だったのは、ここまで養命酒について知見を得たというのに一滴も飲むことができなかったということだ。車で訪れているのだから仕方がないのだが、試飲コーナーで、養命酒だけではなく、ここで作られているハーブスピリッツリキュール2種類をもお勧められたのには「これは新手のイジメ? 拷問?」と思わずに入られなかった。本当、車見学の悲しさを痛烈に味わった。もっとも車じゃないとこれない場所なので、元々覚悟してはいたのだけれどね。
by gdcl-nshb
| 2006-08-12 07:00
| ├ 人が造りしモノ
![]()
|
ファン申請 |
||