【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
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はからずも十分すぎるほどの睡眠時間を得、明けて翌日の起床は早朝6時。しかし、二日目は市内近隣の観光を中心に考えており、またそんなにあれこれと観るべきポイントもないよなぁ、ということで当初の予定では出発時刻は9時頃を考えていた。というわけで起床から出発までの3時間は、若干、かなり持て余し気味ではあった。
ベッドの上で、テレビなどをだらだらと観ながら、昨晩のうちに買っておいた朝食を食べ、シャワーを浴び、出発の準備を進める。それでもまだ余裕で時間は余るのは当然といえば当然。前日にかきあつめたパンフをなんとなくパラパラとめくりながら、今日のプランをもう一度考えてみることにした。 ところが、現地で手に入れたパンフはやはり穴場的情報に強いとでもいおうか、当初こちらが想像していたよりも面白そうな場所がけっこうみつかるではないか。「今日は3か所くらい現物したらのんびり帰宅かなぁ」などと思っていたのだが、もう少しバタバタした観光になりそうな気がする。もちろんそれもまたよし。というわけで出発である。 ![]() 仏っさんあるところにオレあり。 というわけで、そんな寺をまずは観てまわることにした。 ひとつめの寺は、善福寺。駒ヶ根市の真ん中を割るように流れる天竜川をはさんで中央アルプス山脈とは反対側、棚田や段々畑の連なる里山(?)の、南向きの斜面にぽつんとある山寺であった。 この寺だが、それこそ観光客とは無縁の、生活の中にある地元の檀家さんたちとともにある寺で、派手さや豪華さとは無縁のたたずまいではあるのだが、しかし、朝の陽光のせいもあってか、来る者はけして拒まぬ雰囲気を漂わせている。なんか居心地がよい寺なのであった。 ![]() そしてさらに、庭園の奥には杉の森が広がっている。さらに森へと誘う山道を数十メール程度上ると、そこには小さなお堂と巨石が鎮座しているのだった。勝手に見た目で判断すると、先に巨石がありそれを奉るためにお堂ができたようである。とにかくこの巨石、かなり大きい。巨大なものが持つ圧倒感がビリビリと伝わってくる。幅でいえば4~5メートル、高さは3メートルはありそうだ。もしかしたらそんなに大きくはないかもしれないが、オレにはそのくらいの大きさに感じた。 脇のお堂は不動堂のようだが、扉の上には天狗の面が飾ってあり、なるほどそうするとここは山岳系の聖域なのだなぁ、と思わせる。とにかく天然自然への敬意を感じる場所であった。 そんな一見地味であるにも関わらず、かなりワクワク楽しませてくれた寺であったが、ただひとつ、いまだに気になるのは、この寺、屋号がどこにも書いておらず、果たしてオレが立ち寄ったのは本当に善通寺だったのかどうか確信が持てないことだ。もしかしたら、天狗にからかわれていたという可能性がまったくないとはいえない。
by gdcl-nshb
| 2006-08-12 01:00
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