【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
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その日の宿は駅前のビジネスホテル。夜は飲み屋あたりでそれなりに楽しもうと思っていたのだが、しかし駒ヶ根市は思った以上に地方の街であった。なんとなく食指の伸びるような店というものが見当たらない。普通の居酒屋か食堂、あるいはスナックばかり。もう少し繁華街があるんじゃないのかな、と思っていたのだが、そこは少々残念だった。
むしろ夕食付きの宿を選ぶべきだったのかもしれないなぁ、と思ったが、それもこれも現地に来てみなければ判らない事柄だし、そもそも別にそんなに本気でがっかりしているわけでもない。ホテルの受付で「この街は田舎だからなんにもないし、夜も早いからねぇ」と云われてしまって「アララ」と思ったのは確かだが、そんな状況も旅の醍醐味として楽しんではいた。 陽がようやく沈もうとし始める6時前。夕食にするにはさすがにまだ早いので、あたりを散歩する。駅前のささやかな商店街を抜け、小路地に点在する飲み屋街は、いかにも昔っからずっと変わらない姿のスナックで、まさに昭和の香りである。思いきりレトロな気分に浸ったのだが、しかしそれは意図的なレトロなどではなく、ここ地元にあってはこれが「現在」なのだろうなぁ。 夕食は、ホテルで薦められた地元の名物、蕎麦と、そしてソースカツ丼が食べられるという老舗の蕎麦屋にするつもりだった。商店街を抜けたさらに奥まった場所にある店は、ぱっと見、かなり美味そうな雰囲気を醸し出している。これは期待できるかも。と思いきや、しかし、よくみれば扉は無情にも鍵がかかっているのだった。あるべきのれんも出ていない。特に案内もないのだが、これはどうみても休業日だ。がっかりだ。しかしそのまま店の前に立っていても店が開いてくれるわけでもないので、別の店を探すことにする。 ![]() 店内はカウンターと座敷があって、夜は場末た飲み屋になるのだなぁという、いかにもな風体の店であった。まだ夜向けの客はおらず、女子校生二人組みが小腹の欲求を抑えるためにラーメンをすすっている。そんな状況であった。オレはもちろんソースカツ丼とヱビス生をジョッキで注文する。空腹割増もあって、いやそれがなかったとしても美味かった。 ![]() TVを観ながら、のんびりとしていたのだが、朝も早かったしやはり疲れていたのだろう。8時には寝てしまった。目が覚めたのは翌朝6時。10時間ぐっくり寝てしまったわけだ。ある意味健康的だが、なんか不健全な気もするのは気のせいだろう。
by gdcl-nshb
| 2006-08-11 09:00
| ├ 神が創りしモノ
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