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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
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ピークアタック
 ただカールに見とれているだけでも十分な気分ではあったが、しかしここまで来ておいて山頂へ登らないというのもナンセンスだろう。そもそも、途中で昼食もしっかり購入しており、山頂でランチの準備も万端、登る気満々なのである。何をかいわんや。

 単純な往復行の予定だが、念のため行程表を提出し、いざ登山道へ。とりあえずの予定は、極楽平から宝剣岳を経由し、八丁坂を下るというもの。計画上ではさほどに厳しいものではない。小一時間程度の行程である。
ピークアタック_d0081682_22214523.jpg しかし極楽平までの登坂は思いの外、急登で、かなりしんどい。さくさく登って行くというわけにはいかなかった。体調が万全ではなかったのかもしれないし、久しぶりの登山で身体がついていっていないのかもしれない。あるいは別の要因なのかもしれないが、ともあれ登っては休み登っては休みを繰り返し、ようやく極楽平へ到着する。もっとも途中写真も撮りながらの50分なので、時間的にはそんなに遅いというわけでもないのだが。
 ともあれ、極楽平の尾根道に到着である。前方にはこれから向かう宝剣岳への稜線、後方には空木岳への稜線、そして左方向には三ノ沢への稜線、と三方向に伸びる尾根道が実に美しい。身体はしんどかったが、ここまでたどりついただけの甲斐はあったな、と思った。

ピークアタック_d0081682_2222283.jpg のんびりと過ぎ行く風景を楽しみながら尾根道をゆっくりと進む。疲れているからではなく、早く通り過ぎてしまうのがあまりにももったいなかったからだ。進行方向左側の比較的なだらかな斜面は木々の緑が広がり、右側のカールに至る急激な斜面にはゴツゴツとした岩肌があった。どちらも3千メートル級(といってもやや不足しているが)の山の姿だ。ただ歩くというだけで全身に自然の持つエネルギーが入り込んでくるようであった。

by gdcl-nshb | 2006-08-11 04:00 |  ├ 神が創りしモノ
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