【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb 以前の記事
カテゴリ
■■■ 下段が新作 ■■■ '06 ロンドン一人旅 ├ ロンドン前説 ├ ロンドン第一夜 ├ ロンドン第二夜 ├ ロンドン第三夜 ├ ロンドン第四夜 ├ ロンドン第五夜 ├ ロンドン第六夜 ├ ロンドン第七夜 └ ロンドン後説 '06 中央アルプス軟弱山行 ├ 中央アルプス前説 ├ 神が創りしモノ ├ 人が造りしモノ └ 中央アルプス後説 '06 弘前・青森一人旅 ├ 弘前・青森前枠 ├ 弘前編 ├ 青森編 └ 弘前・青森後説 '07 泰国ブツ欲煩悩旅 ├ タイ旅前枠 ├ タイ旅第一夜 ├ タイ旅第二夜 ├ タイ旅第三夜 └ タイ旅後枠 '07 ドイツのアート探訪一人旅 ├ '07 ドイツ旅前枠 ├ '07 カッセル編第1夜 ├ '07 カッセル編第2夜 ├ '07 カッセル編第3夜 検索
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
早朝にしてこれだけの人が訪れているということは、シャトルバスの利用者もそれだけの人数がいるということである。ならば通常の運行スケジュールでは到底足りないだろう。ということくらい現場は先刻織り込み済みで、臨時バスが運行している。オレが到着した頃は追加で2、3便といったところだが、昼過ぎ頃にはさらに増え、ピストン輸送もかくや、というくらいの台数が活躍している。山待ちのビジター渋滞を作るわけにもいかないのだろうし、なにより今こそここぞとばかりの稼ぎ時なわけで、そりゃ当然だよねぇ、と思うのであった。
というわけでバスがそんな感じならば、もちろんロープウェイも同様な状況なのである。30分に1本という通常ダイヤは一切忘れてください。本日は乗ったら発車しますから急いでくださいという感じの9分間隔運行であった。ありがたいといえばありがたいのだが、しかし、よく考えるとそんなに大量の人間を山に上げてしまうのも環境保護的にはどうなんだろうと考えないでもない。まあそんな客の一員であるオレを棚に上げての発言であるけれど。 さて、そんなわけで、さして待ち時間もなくスムーズにバスに乗り込むことができたオレ、30分程揺られてロープウェイ乗り場のしらび平駅に向かう。道すがら、深緑の青さが映える。時折見える渓谷の流れに陽光が光る。山の夏模様を感じずにはいられない。自然に気持ちも浮き立ってくるのであった。 そんな車窓風景を堪能していたのだが、バスが向かう先を見上げると、木々の間から切り立つ山肌がちらちらと見えだした。鋭角的な稜線が美しい。普段は見ることのない森林限界を超える山がそこにはあった。 これがアルプスか! 山に来たんだ、という感慨がじわりと広がっていく。まだロープウェイ乗り場にすら着いてはいないのに。山の本番はこれからなのだ。
by gdcl-nshb
| 2006-08-11 02:00
| ├ 神が創りしモノ
![]()
|
ファン申請 |
||