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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
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ドクメンタ12の2
d0081682_17105632.jpg そこそこに交通量のある幹線道路(?)をはさんで、第2会場の州立劇場に移動する。劇場前の芝生一面に青色のフラッグが並んでいて、どうみてもインスタレーション作品にしかみえないのだけれど、しかし説明も何もなく、なんだったのか判らずじまい。ただ景観としてかなり面白いものだった。

 さて、第2会場である。ここはそんなに広くはないが、天井が高いので、丈のある作品などが多かった。キリンの等身大の立像などはその最たるものだが、動物のぬいぐるみ作品や、キルティング(?)のタペストリーなどが印象に残った。
 今回感じたことのひとつは、糸や布といった素材による作品が目立ったということだろうか。オレは現代アートの動向について真剣に勉強しているわけでもなく、岡目八目的に乱鑑賞しているだけなので、本当にそういう傾向があるのか、そういう作家を招へいしたのかどうなのかはわからないが、直観としてはそう感じだ。

 ここで一番すごかったのは、INIGO MANGLAN-OVALLEの「the radio」というガラスに赤いフィルムを貼り付けた作品であった。六畳ほどの部屋(ドイツで畳基準で語るとちょっと可笑しい)にノイズを発する装置があって、部屋の中が真っ赤に染まりあがるなか、異質な世界を作り出している。勝手な想像だが、核戦争後人類滅亡後の風景を象徴させているといったところだろうか。空調も効いておりそんなに暑くもないのだが、視覚的に真っ赤な部屋であるというだけで、じっとりと熱さを感じる気がするのは不思議だった。もしかするとこたつの中にいる状況を無意識に連想していたのかもしれない、今思えば。とすると、こたつを知らない国の人は、そのすり込みがないので、この部屋を暑い部屋という印象も持たないのかもしれない。これはちょっと聞いてみたい気がした。
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by gdcl-nshb | 2007-09-02 05:00 |  ├ '07 カッセル編第2夜
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