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南船北馬inblog

【旧:南船北馬(HTML版)はこちら】
【南船北馬】:絶えず方々に旅行すること。昔、中国では、南部は川が多く船で、北部は陸地を馬で旅行したことからいう。そんなふうにしょっちゅう旅に出られたらどんなに楽しいことだろう…
by gdcl-nshb
とにかくかき集めればそれが博物
とにかくかき集めればそれが博物_d0081682_22201050.jpg ミュージアム3連発。さらに隣のヴィクトリア&アルバート博物館へ向かう。いよいよアートの城に挑戦なのだ。
 外観からはそんなに広いという印象でもなかったのだが、入ってみればビックリ。行けども進めども終わりがみえない。美術工芸品が充実している博物館というふれこみであり、対するオレは陶磁器や銀製品への興味がないので、サクッと観終えられるかと思っていたのだが、浅はか! 読みが甘かった! インド仏像や中国道教像、日本の根付コレクションなど、見どころ満載なのである。大満足のアジア大陸ゾーンが終われば次はヨーロッパ勢の攻撃だ。ギリシア彫刻の名品、宗教壁画彫刻の逸品が目白押し。しかも全部レプリカだというのがこれまたビックリ。そもそもこれら彫刻群は学生の勉強用だそうで、実際に写生している人が何人もいる。なるほど、と納得するばかりである。

とにかくかき集めればそれが博物_d0081682_2220395.jpg まだまだ終わらない。ステンドグラスの間からガーデニング工芸の回廊、世界各国のテキスタイルコレクションと、その膨大な作品群にただ圧倒されるばかり。多少は反撃しなければと、ビクトリア王朝時代のペチコート(?)試着コーナーで一人コスプレショーを開催してみたりする。いや、それは反撃になってないか。

 とにかく呆れるほどの物量。途中で興味のあるところだけじっくり観る作戦に切り替えてしまった。そんなこんなで回りきり結局印象に残ったのはやはりインドや中国などの仏像だった。わざわざ欧州まで来て仏っさんか? という脳内意見もあったが、しかしイギリスとインドの密接なつながりからすれば、ヒンドゥー系偶像作品が多いのも肯けるし、まあ好きなモノを好きに観ることができて幸せってことだ。そんな中でもオレが特に「これはっ!」と思ったのは、真っ裸なインドの仏と、立て膝のつきかたがイナセな(?)の中国の仏。あれだけ観ているのに、そして疲れてヘロヘロになっているにもかかわらず、帰りしなにもう一度観に行っているのだ。この好き者め。もちろん根付もよかった。結局のことろオリエンタリズムに惹かれるんだろうな、オレは。やっぱり。
とにかくかき集めればそれが博物_d0081682_22205476.jpg そんなこんなの2時間ではあったが、実は全室が観られたわけではなく改修中や入替中のチャンバーも多かった。故に再訪するに如くはないのだ。

by gdcl-nshb | 2006-07-12 06:00 |  ├ ロンドン第二夜
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